米国ドラマ
NUMB3RS のおかげで、
数学に対する拒否反応がだいぶなくなってきました。「数学」と聞いただけで、頭が痛くなったり、蕁麻疹が出そうになったりしていたのに、「数学っておもしろいものだったんだ

」と思えるようになっただけでも進歩です。
社会人になってから、「数学的な力」が必要になることが多く、なんでもっとちゃんと勉強しておかなかったんだろう・・・と後悔したりもしました。けれどそれは、単に「計算が得意」というのとは違うのです。考えてみれば、学校では公式と計算方法しか習わなかったような気がします。(そして、なぜそうなるのかを考える力が自分にはなかった・・・。)
「数学的な力」とは、計算ができることではなく、自分で、解を求めるための過程を検討できたり、あらゆる条件を仮定して試行錯誤できたりする力のことだと、はっきり教えてくれるのが、この芳沢光雄氏の『数学的思考法』です。
芳沢 光雄
講談社 ( 2005-04-19 )
ISBN: 9784061497863
おすすめ度:

著者が「数式をできるだけ用いないで説明するように心がけた」と書いているように、数式らしいものはあまり出てきません。そこがとっつきやすく、読みやすい!
「なぜそうなるのか」が分かるようになることが、数学の勉強で最も重要であり、処理速度と結果だけが重視される教育には弊害がある、と述べています。また、文系と理系などと区分して、文系にはまったく数学が不要であるとする教育にも疑問があるとしています。
自分が学生の頃は、「文系だし、数学とか化学とか物理とか、ぜんぜんいらない。なくても生きていける。」と思っていました。ですが、社会人になり、年を重ねるごとに、文系だろうと理系だろうとどの分野でも相互に絡み合っていて、まんべんなく勉強することが必要、ということを実感しています。
幸い、今こういう本に出会えたのですから、徐々に勉強範囲を拡げたり深めたりしていきたいです。
それにしてもまったく!タイムスリップして、あの頃、暇をもてあましていた自分に喝を入れたい(笑)