TOP > 自己啓発・勉強法 > 正しい本の読み方『本を読む本』

正しい本の読み方『本を読む本』

2008/05/28 Wed

本を読む本』を読みました。もちろん、勝間和代さんの『効率が10倍アップする新・知的生産術−自分をグーグル化する方法』で推薦されていたから買った本です。初版が1940年というので、分厚くて、古めかしく、堅苦しい、哲学的な本かと勝手に想像していたのですが、書店で平積みになっているのを見て、ぜんぜんイメージと違ったので驚きました(笑)まさか、ほんとに「本の読み方」の指南書だとは思わず。

本を読む本 (講談社学術文庫)
モーティマー・J. アドラー, C.V. ドーレン
講談社 ( 1997-10 )
ISBN: 9784061592995
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


まず、原題の HOW TO READ A BOOK を「本を読む本」というタイトルにしたセンスが素敵だなあ、と思いました。

中身については、改めて語るまでもないですが、「自分の言葉で説明できないと、その本を本当に理解したとはいえない」と本の中でも言われているので、お茶を濁して去るわけにはいきませんね。

読書には、次の4つのレベルがあるそうです。
  1. 初級読書
  2. 点検読書
  3. 分析読書
  4. シントピカル読書

1. 初級読書レベル
本をひとりで読み、高度の読書技術を習得できる準備が整っている。

2. 点検読書レベル
下読み(拾い読み)と表面読みをして、「本の種類はなにか?」「全体をとおして著者が言いたいことはなにか?」「どのような構成か?」という、本の大枠をつかむ読み方ができる。

3. 分析読書レベル
積極的な読者になり、本の内容を完全に理解して、自分の血肉とする読み方ができる。

4. シントピカル読書レベル
「同一主題」について、2冊以上の本を相互に関連づけて読み、読んだ本には書かれていない主題を、自分で発見して、分析できる。

点検読書をおろそかにしている人は、多いそうです。私の場合、自分で本を書くようになってから、どこを読めばその本の大枠をつかめるのかが、分かりました。つまり、それまでは、分かっていなかったのです。

私が本を読むときには、
  1. 本のタイトルを見る
  2. 帯を読む
  3. 背表紙のあらすじや紹介文を読む
  4. 目次を読む
  5. 著者の履歴を読む
  6. あとがきを読む
  7. はじめにを読む
  8. 興味を持った箇所を読む
  9. 全体を読む(付箋を貼りながら)
  10. 全体をパラパラと読み返す
  11. 付箋の箇所を読み返す
  12. ブログなどに書く
だいたい、このような手順を踏むことが多いです。とくに、書く仕事で、必要に迫られて読むときには、まさに「血肉となるまで」読み込まないと、「自分の言葉」で書くことができないので、いつも半分泣きそうな気持ちで読んでいます・・・。

シントピカル読書については、「2冊以上の本を相互に関連づけて読む」ところ止まりですね。「本に書かれていないこと」を発見するという発想じたい、目から鱗でした。

そして、4つのレベルとは別に「文学の読み方」という章も設けられています。

実のところ、最も興味があったのは、この「文学の読み方」でした。なぜなら、小さい頃から本を読むのが大好きで、小説もたくさん読んでいて、得意な教科も国語だったのに、試験となると、小説からの抜粋問題がとても苦手で、しかも、なぜ苦手なのかがわからなかったからです。しかし、次の箇所がその答えかもしれません。
知識を伝える本の部分は、詩や戯曲や小説の部分よりずっと自律的である。だから小説を、「だいたいわかる程度に読んだ」などと言うのは、まったく意味がない。かりにも良い小説なら、全体を読まずにちょっと読んだだけで、その思想がわかるものではない。(P.104)
それにしてもこの本は、高校1年生くらいのときに読みたかった!もしくは、大学1年生のとき。そうすれば、各種レポートの宿題を片付けるのに、大いに役立ったでしょうに。学校の指定図書とか推薦図書とかにするべきではないでしょうか。

ブログランキングに参加中。下のボタンをクリックしてくださると嬉しいです!
ranking にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へにほんブログ村 英語ブログ 英語学習情報へ




テーマ : 気になる本をチェック!! - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 勝間和代

| 自己啓発・勉強法 | コメント(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク | トラックバック(1) | ↑ページトップ |

この記事へのコメント

コメントを書く

管理人にのみ表示

↑ページトップ

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

本を読む本
本を読む本 (講談社学術文庫) 講談社 Mortimer J. Adler(原著)Charles Van Doren(原著)外山 滋比古(翻訳)槇 未知子(翻訳) 発売日:1997-10 おすすめ度: amazon.co.jpで詳細をみる (Amazy ) さまざまなビジネス書の参考文献として紹介されるこ

地方ではたらくWeb制作会社役員の書評ブログ -Dの本棚- 2008/06/04 (水) 00:14

↑ページトップ