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2008.04.10 Thu
学位って・・・『間違いだらけのMBA』
翻訳の仕事をしていると、ぜんぜん知らない分野の翻訳をムリヤリ頼まれることがけっこうあります。翻訳者の友人に会うと、必ずそのことについてのグチが始まります。「日本語だったら、その道に詳しい人しか扱わないような文書なのに、こと翻訳となると、どうして知らない分野のことが訳せるなんて思うんだろう」と。

私の経験では、ソフトウェアのヘルプファイルの翻訳時に、なんの断りもなく許諾契約書の翻訳が割り当てられていたり(これはよくあります)、高度な物理の知識が必要なファイルが紛れこんでたりしました(コーディネーションする人がよくわかっていなかった)。友人のケースでは、金融関係が専門なのに、バイオ燃料の論文をしかたなく訳しているなんていうことも。

そんなこんなで、会社経営に関わる文書の翻訳が続いたりすると、ビジネスやマネジメントのことを幅広く勉強すれば、文書作成や翻訳業務に少しは役立つのかな、などと考えるようになりました。バックグラウンドがあるのとないのとでは、だいぶ違うのではないかと。ところが、どういう機関でどんな勉強をすれば役立つのかよく分かりません。そこで、MBAを始めいろいろな大学院やスクールを調べているのですが、学位に対する自分の認識を改めなければと思う本に出会いました。

間違いだらけのMBA (Kobunsha Paperbacks 118)
喜多元宏
光文社 ( 2008-03-20 )
ISBN: 9784334934330
おすすめ度:アマゾンおすすめ度
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この本は、MBAを批判しているわけではなく、せっかくMBAをとろうというのだから、間違った考えを改めてから、有意義に勉強して、ビジネス界で活躍してほしい、という筆者の思いがひしひしと伝わってくる本でした。

MBAのことを考えていない人にも役立つと思ったのは、学問の分野や学位に関して日本人は誤解していると書いてあったから。Master of Arts、Master of Scienceという学位の「Arts」「Science」が、なぜartあるいはscienceなのかが日本人はわかっていないということで、詳しく説明されています(私ももちろん知りませんでした・・・)。

そもそもnatureという言葉があって、このnatureは本来「神様がおつくりになったもの」ということ。natureを貫く法則を見つけ出すのがscienceで、これが「学問」。そして、artは、神様がつくったものにたいして、人間が作ったものを表すのだそうです。そういうことが、日本の大学側も分かっていないから、まったく不可思議な学部や学科が設けられてしまっていると。

ここ数年、学位の英語表記を調べていて、ワケが分からなくなっていたので、その謎がみごとに解かれてスッキリ!!sc03

もちろん、MBAという学位についても詳しく説明されていますので、MBAをとろうとしている方には必読の書ではないでしょうか。せっかくとったと思ったMBAが、世界で通用しないなんていう悲劇を経験しないために。

テーマ:自己啓発・能力開発 - ジャンル:学校・教育
自己啓発・勉強法    Comment(2)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
Posted by nora
なるほど〜
学位や専攻は、そう見るのか〜
いや、数年前、Athabasca Univ.やThompson Rivers Univ.のサイトを見たとき、何が何を指しているのかが分からなかったもんで。


それから、大学の学位ではないけれど、BACやCAPの表記を見つけるたびに、日本の高卒とはかなり差があると感じる、ここ数年。(ちょっと呆れ気味だけど)
そのきっかけは、自転車ロードレース。
選手のプロフィールに載っているから、こりゃ何じゃ?って、辞書を引いてばかり。

下のURLのページ、名前をクリックすると見られます。ただ、フランス語だから、興味があったらということで。
http://www.francaisedesjeux.com/developpement-durable/engagement-citoyen/sponsoring/equipe-cycliste/section/les-coureurs

2008.04.11 Fri 01:17 URL [ Edit ]
Posted by Kumi
>noraちゃん
そうなんだそうです〜(笑)
これはフランス語でも、なんとなーく分かるね!
ずっと自転車ロードレースを変わらずに愛しているのね。すごい。
2008.04.11 Fri 11:24 URL [ Edit ]

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