『「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える!伝える力』というタイトルから、バリバリのビジネス書なのかと思ったら、ライトな読み物感覚の楽しい本でした。
池上 彰
PHP研究所 ( 2007-04-19 )
ISBN: 9784569690810
おすすめ度:

この本は、自分のビジネススキルをアップさせよう!という、自分を鼓舞するための本ばかり読んでいた私には、一服の清涼剤のようです。
元NHKの報道記者で、現在はフリージャーナリスとして活躍されているという池上彰氏のお話は、クスッと笑える失敗談を交えて軽快に進みますが、ときどき耳の痛い話をされるので、「うっ、たしかに・・・」と反省させられます。たとえば・・・
伝える力」を高めるためには、自分が深く理解することが必要であるとわかります。では、理解を深めるにはどうしたらよいのか。そのためには、まずはその前段階として「自分がいかに物事を知らないか」を知ることからスタートするしかありません。(P.29より引用)
よけいなプライドを持っている人は「そこまで」だということです。意味のないプライドが邪魔をして、成長できるせっかくのチャンスを自らみすみす逃してしまうのです。(P.36より引用)
図解はあくまで手段であって、目的ではないことを自覚すべきでしょう。(P.159より引用)
・・・はい、気をつけます・・・

第3章までと、第4章以降とでは、急に話が変わったような印象を受けたのですが、「おわりに」を読んで納得。元々は1冊の本として企画されたものではなく、雑誌の連載から本になったのだそうです。
個人的には、「おわりに」が一番面白かったと思います。さすが。そこは、これから読む方の楽しみにとっておきますね。