講演を有意義なものにするためのノウハウや、超人気講師はこんなことをやってるから人気があるという事例を紹介した珍しい本。プロの講師になりたい人だけでなく、すでにプロの講師をしている人にも役立つテクニックがたくさん載っていて、これで1500円は安いと思います。
安宅 仁, 石田 一廣
PHP研究所 ( 2007-03 )
ISBN: 9784569640297
おすすめ度:

私がやっているような「講座」と、この本に書かれている「講演」では、スタンスが違いますが、基本的なテクニックや考え方は同じではないかと思います。私が翻訳支援ツールの使い方を教える講座の講師になったときは、(今思うと)幸い、研修教育部門のある会社にいたので、基礎訓練を徹底的に受けることができました。
そこでは、最初の1週間、インストラクター養成講座のビデオを見て、テキストを読むという自主学習をみっちりやりました。その後、ベテラン講師の講座の端っこに入れてもらい、講座の進め方、つなぎ方、教え方などを学び、まずは真似をするところから始めました。
そして、シナリオの作り方、教材の読み方などを教わり、模擬レッスンをやり、先輩方からの厳しい指摘を受け、立ち位置、話し方、ホワイトボードへの書き方、スクリーンの指し示し方などを修正し、また模擬レッスンで見てもらう、ということを数回繰り返しました。講師デビューとなった講座では、後ろに先輩が座り、休憩時間ごとにアドバイスや注意を受けました。
慣れないうちは、受講生からの難しい質問の嵐や、先輩からの指摘が怖くて怖くて、円形脱毛症になったほどです(笑)今は、そこまで思い詰めることはなくなりましたが、このような本を読むと、モチベーションもアップしますしとても参考になります。